【鍼灸師 監修】妊娠中 産後に子宮脱はなりやすい?原因&自分でアプローチする方法は?

子宮脱

妊娠中 産後に子宮脱はなりやすい?原因&自分でアプローチする方法は?

妊娠中や産後に、股の間に何か挟まっていて「何これ!!!」と感じたことのある女性がたくさん現れてきています。

膣から子宮がでてきて起こるのを子宮脱(しきゅうだつ)と言います。

子宮が外に出てくるのですね。

妊娠中 産後に子宮脱になる原因

妊娠中や産後に、なぜ?子宮が外に出てきやすくなるかというと、妊娠中や産後は、特別なホルモン「リラキシン」がでてくることで、全身の筋肉や靱帯が緩んできます。それによって、特に「骨盤の下側」が広がってきます。

すると、骨盤の底にある骨盤底筋が、横側に引き延ばされるように引っ張られて、骨盤底筋に力が入りにくくなってしまいます

そうすると、骨盤の中にある子宮そのものが下側に下がってしまいます。
ひどくなると「子宮」自体が膣から顔を出すようにポコっと出てきてしまうのですね。

その他の原因

他の原因としては、腹圧が高くなりすぎている。

お腹の圧が高まると、骨盤の中にある内臓は、外にでやすくなってしまいます。

床に座って、開脚して、胸をつけるような運動をしたり、出産や、トイレで強く長くイキんでいたりすると子宮が外に出やすくなります。

妊娠中 産後の子宮脱の対処方法

骨盤の下側に骨盤ベルトを巻く

「骨盤の下側」が広がりすぎないようにすることが、一番大切なのですが、実際にすでに広がってしまっている場合は、今からでも骨盤の下側骨盤ベルトなど心地よく支えて広がらないようにしてあげると良いです。

それだけで、出ていた子宮が引っ込んできたという方の声はたくさんあります。

一番わかりやすいのは、子宮脱の前から発生していた「尿漏れ」が変化してくることです。

尿漏れが起こってしまう原因も同じく、「骨盤の下側」が広がって「骨盤底筋」に力を入れようとしても、うまく力を入れることができなくなっているからです。

尿漏れが変化し、子宮脱も変化してくるという順番の方が多いのですね。

骨盤ベルトは、「トコちゃんベルト2」か、当研究所8年越し開発の「下半身美人ベルト」がおすすめです。

ペッサリー装具

「ペッサリー」というリングを病院で勧められて、装着したことがあるという方もたくさんいらっしゃいますが、実際に話を伺っていますと、「装着に手間がかかる」「衛生面を保つのがめんどくさい」「検診が面倒」といったお声を聞くことがあります。

一般的にいわれている子宮脱の原因

肥満

体重が増えたからといって、誰でも子宮脱になるわけではありません。

腹圧が高まって、子宮脱になりやすい一つの原因にはなりえますが、肥満を解消したら変化すると思ってダイエットしたのに変化しなかったと言う人は実際に存在しています。

加齢

70歳以上の方に、子宮脱が多いのですが、現代では30代でも出産の後、子宮脱になってしまった!、と言う方はたくさんおられます。恥ずかしいと思って周りにはほとんど言うことがありませんが、施術をしながらお話を伺っていると結構な数の方がいらっしゃいます

妊娠中 産後の子宮脱 対処方法 まとめ

骨盤底筋うまく鍛えられるようにするために、心地の良い骨盤ベルトを「骨盤の下側」に装着したまま、骨盤底筋体操をすることで、骨盤底筋がうまく鍛えられでていた子宮がでにくくなる可能性が十分ある。

場合によっては、ペッサリーリング装着などを検討してみる。

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