子宮脱になったのは、スポーツが原因?とお悩みのあなた様へ。
子宮脱になったらスポーツはやってはいけないの?子宮脱になったのはスポーツが原因?やってもいいスポーツは?などなど疑問に対して日本骨盤臓器脱研究所がお答えします。
子宮脱はスポーツが原因?
スポーツと言ってもものすごい数のスポーツがあります。
またあなた様のご年齢・スポーツ歴・運動量・全身の筋肉の付き方によっても変わってきます。
一概にスポーツが子宮脱の原因ともいえないですし、スポーツによっては子宮脱になりやすいものもあるかもしれません。
やってはいけない!?避けた方がよい!?スポーツ
まずはやってはいけないスポーツ、または避けた方がよいかもしれないスポーツを知りましょう。
それを知ることで、どういった種類のものがよいのかが見えてくると思います。
同じスポーツの中でも、「この動きは避けた方がよい」けれど、それ以外は大丈夫かもというものもあります。
子宮脱におすすめしないスポーツは、腹圧(ふくあつ)がかかるもの
子宮脱におすすめしないスポーツは腹圧(ふくあつ)がかかるものです。
なぜかというと・・・
おなかに圧がかかると、子宮が膣から飛び出しやすくなってしまうからですね。
例)激しいボートこぎ、腹圧が強くかかるジムでの運動
明らかに腹圧がかかって、子宮脱になりやすいのは「激しいボートこぎ」が思い浮かびます。
「腹圧が強くかかるジムでの運動」もお勧めしません。
最近では、女性専用のジム(カーブスさん)に通っている方が多いですが、運動することはとてもよいことですので、カーブスさんにそのまま通い続けていただけると良いと思います。
ですが、腹圧が高くなる運動は避けられるといいと思います。
特に、股を開いた状態で、腹筋に力が入るような動きは避けられるとよいと思います。
他にも今後想い浮かぶ物がでてきたときは、お伝えいたしますね。
【覚えたいポイント】一番避けたい運動は、腹筋です!
一番避けたい運動堂々のナンバーワンは、「腹筋」です!
もろにお腹に圧がかかります。子宮脱を助長しかねませんので、避けるようにしましょう。
そもそも子宮脱になっている方で、腹筋している人はかなり少ないとは思いますが、腹筋に強く力をいれる動きは避けられるとよさそうです。
同時に骨盤底筋に力を入れることができる方は問題ありません。
やるとよいお勧めのスポーツは?
卓球、バスケットボール、バトミントン、弓道、柔道、空手、少林寺拳法、ボクササイズ、 サッカー、バレーボール、スキー、スノーボ-ド
やると良いお勧めのスポーツは、卓球、バスケットボール、バトミントン、弓道、柔道、空手、少林寺拳法、ボクササイズ、サッカー、スキー、スノーボ-ドなどなどです。
もちろん、どれくらいの運動量か、ご年齢、昔からやっていたかなどでずいぶん変わってきますのであくまで参考です。
(※パッと思いつく限りですので、他にもたくさんスポーツがありますのですべては書き切れていませんが、ご了承くださいませ)
膝を曲げて太ももや骨盤周りが鍛えられるものは、骨盤底筋が鍛えられやすくなりますので、おすすめです。
※ 膝や腰などに痛みがでず、無理のない心地よい範囲で行えることが大切です。
どちらともいえないスポーツは?
バレーボール、(ヨガ)
バレーボールと(ヨガ)は、どちらともいえない△の部類にいれさせていただきました。
ただ、以下のポイントをおさえて行えると、お勧めのスポーツに入ってきます。
それは何かというと、、
骨盤底筋体操もスポーツの前に行い、骨盤底筋も鍛えながら、スポーツを行うということです。
骨盤底筋を鍛える習慣ができれば、全身の血流がよくなるスポーツをすることはとってもよいことと思います。
バレーボールは、トスをするときに少し股を開く形で、多少腹圧がかかりやすい動きがあるということもあり、骨盤底筋もしっかり鍛えながらできるとよいかもということですね。
ヨガは、お勧めの運動ではありますが、長座して、股を開いて前屈をする動きは避けられるとよいということで、どちらともいえない△の部類にいれさせていただきました。
股を開いて、腹圧がかかる動きのみ控えられるとよいですね。
身体をここちよく動かし、呼吸法もとりいれているものであれば、血流がよくなりますし、気持ちよくなりますし、考え方も前向きになりやすいですのでポイントをおえられればヨガはお勧めということができると思います。
子宮脱の方がスポーツをしたらいけない理由はない
上記を順番に読まれた方は、すでにおわかりかと思いますが、スポーツがいけないというわけではありません。
「スポーツをしたから子宮脱になったんだ!」と自分自身をどうか責めたリしないでくださいね。
ただ、腹圧が強くかかる動きはできるかぎり避けた方がいいですが、骨盤底筋を鍛えられる運動ができれば、むしろ子宮脱にとってはむしろ良いということもできるかもしれません。
大切なのは自分にあった心地のいい適度なスポーツと運動
大切なのは、自分自身にあった心地のいい適度なスポーツと運動です。
なぜかというと、適度で心地よくなければ続けることができないからですね。
ぜひ、自身にあった心地よく続けられるスポーツを選んでみてくださいね。
適度ってどれくらいですか?というと、、
ご自身が運動のあとにさわやかな気持ちになって、すっきりした~と思える程度です。
いろんな運動の中でも「歩く」はもっとも合理的でどんな方でもお勧めできる運動です。
筋肉が無くても子宮脱になりやすくなる
「激しいスポーツを避けた方がいい」と思った場合、運動や歩いたりすらしなくなる方もいらっしゃいますが、まったく運動をしなくなると、全身の筋肉が落ちてきてしまいます。
それでは全身の血流が悪くなってしまいますし、不健康になりやすいですから、「適度に行う」というのがポイントになります。
ただ、子宮脱に関しては、鍛えるとよい筋肉は、骨盤周りです。
骨盤周りといってもいろいろな筋肉がありますが、子宮脱に関係する骨盤周りの筋肉を積極的に鍛えたい場合は、和式トイレスクワットを試してみてください。
その中でもピンポイントで鍛えたいところは、「骨盤底筋(こつばんていきん)」です。
↓イラストの赤の部分が骨盤底(こつばんてい)であり、骨盤底筋です。
子宮脱は安静にするより動く方がお勧め?
寝たきりではなく動ける場合は、やはり適度に動けるとよいです。
安静にしていて勝手に治るような類ではないというのが現時点での感覚です。
今ままでご自身で子宮脱を改善した方の多くは、骨盤底筋体操を積極的に毎日行い、3~6ヶ月間ほど続けた方に多い気がします。
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