子宮脱になったのは、エストロゲンの低下が原因?
エストロゲンとは
女性の身体は、波のようにリズムがあり
心と身体はホルモンバランスによって大きく左右されています。
1ヶ月の中でも、自分でもビックリしてしまうくらいにイライラしてしまう時期もあれば、
なぜか身体も心もウキウキしてしまう時期があったり…。
女性なら誰でも経験あることではないでしょうか?
そんな女性特有のリズムを作っているのが、 卵巣から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンです。
女性ホルモンの分泌量は、約1ヶ月の中で変動し、排卵や月経を起こしたり、基礎体温を上下させたりします。
妊娠や出産に備え、大切な体を守るためにも女性ホルモンが働いてくれているのですね。
また、『美人ホルモン』とも呼ばれている
エストロゲン(女性ホルモン)の分泌量を正常に保つことで、
みずみずしくなめらかなお肌や丸みのあるボディライン、女性の優しく一途な性格をもつくり、心も明るく穏やかな気持ちにもさせてくれます。
この女性ホルモンは、ライフステージごとに分泌量も変化し、私達の身体と心にも大きく影響を与えているのです。
そして、この2つのホルモンのバランスが崩れてしまうと生理不順になったりなんだか、体調もすぐれなかったりイライラしてしまったりしてしまうことがあります。
日々、2つの女性ホルモンがバランス良く分泌されるということは、
私達の心身の健康な毎日のためにとても大切なことなのですね♪(*´з`)
女性の一生で、ティースプーン一杯分しか分泌されない…。
先にも書きましたが、女性にとってたくさんの嬉しい効果を発揮してくれるエストロゲン。
実は、この女性ホルモンは一生のうち、ティースプーン一杯分ほどしか分泌されません。
分泌量は年齢によって変化していきますが、20代〜30代をピークにその後は年々減少していく一方なのです。
そして残念ながら”女性ホルモンそのものを増やすということはできない”のです。
女性のライフステージ
(思春期・成熟期・更年期・ 高齢期)
◆思春期 月経を迎える8~18才頃
(エストロゲンの分泌量が増える時期)
◆成熟期 月経のある時期
18才から40才代前半
(エストロゲンの分泌が盛んな時期)
◆更年期 閉経の前後の5年くらい、
45~55歳
(エストロゲンの分泌量が急激に減少する時期)
◆高齢期 月経を終えてから60才以上
(エストロゲンの分泌が乏しくなる時期)
更年期以降の子宮脱(骨盤臓器脱)、エストロゲンが増えたらいい変化が?!
女性の身体は、40歳を過ぎたころから卵巣機能が徐々に衰え、個人差はありますが
50歳前後の年齢で閉経を迎え、この閉経の時期をはさんだ前後10年間
(一般的には45〜55歳頃)を”更年期”と呼んでいます。
この時期になると、卵巣から分泌されるエストロゲン(女性ホルモン)が急激に減少することでホルモンのバランスが崩れ、また、自律神経の調節が乱れることにより
のぼせ・ほてり・イライラ・不安感・発汗・動悸・息切れ・冷えなど心身に様々な不調が現れる方も多いようです。
個人差はもちろんあるかと思いますが、日常生活にも支障がでてきてしまうほどの症状があらわれることもあり、更年期障害と言われています。
余りにも症状が辛い場合には、一人で我慢しないで周りの方の力を借りたり、対策方法も 色々ありますので早めに対処しましょう。
更年期以降のエストロゲンの減少は、子宮脱(骨盤臓器脱)の原因に?
「プレ更年期」「プチ更年期」とも呼ばれている30代後半からの10年は、本格的な更年期に突入する前の「揺らぎ」の時期。
ホルモンのバランスも崩れやすく、またストレスなどかかることも増えてくると自律神経のバランスも乱れ、元々持っている弱い部分や、今まで感じたことのない心と身体の不調や不快な症状も起こりがちです。
この時期に改めて自身の食生活・生活習慣を見直したり、適度な運動をとりいれるなど、日頃から体調に気を配るように心掛けましょう。
また、日々子宮脱(骨盤臓器脱)の方とお話をさえていただくと、子宮脱(骨盤臓器脱)また、更年期の症状が強い方にとって、冷えは最大の敵だなと感じます。
これからの季節はさらに身体を温めることにもより一層、心がけていただくと身体もずいぶん楽に過ごせるのかなと思います。
子宮脱(骨盤臓器脱)という病気は、骨盤内の臓器(子宮)が外に出てきてしまう病気ですが、通常この骨盤内の臓器は弾力のあるハンモック状の骨盤底筋によって支えられています。
しかし、出産や肥満、便秘など様々な原因により、臓器を支える骨盤底筋が傷み、弱り、弾力もなくなっていくことで臓器を支えきれず子宮などの臓器が下がりやすくなってしまいます。
また、加齢によっても、骨盤底筋群は弱くなります。
腟や膀胱の粘膜が薄くなり骨盤底筋の筋肉量が減少します。
これは閉経後に、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減少することが関係しているともいわれています。
残念ながら40代以降は特に骨盤底筋は伸縮力や弾力も失われ始めているようです( ;∀;)
日頃、お客様とお話をさせて頂く中でも私達の身体はいくらでも若返ることも可能なので『弾力のある若々しい骨盤底筋』をイメージしながら、がんばりましょうね!とお話をさせていただいております。
どうやったらエストロゲンを増やせるの?
エストロゲンの分泌量は年齢によって異なりますが、20代〜30代をピークとしてその後は年々減少していく一方です。
エストロゲン(女性ホルモン)そのものを増やすということは残念ながらできないのです。( ;∀;)
サプリメントや食事で“女性ホルモンをアップ”という言葉もよく使われますが、ホルモンを増やせるわけではありません。
重要なのは、女性ホルモンを“増やす”のではなく、女性ホルモンのバランスを“整える”こと。
“女性ホルモンを補う”という考え方を持っていただくとよいかもしれません。
女性ホルモンのバランスを整えるためにできることは、大きく分けて2つあります。
1つは、生活習慣を整えること。
もう1つは、女性ホルモンの働きを補う食物を摂取することです。
また、“女性ホルモン補充療法”といった方法もあります。
女性ホルモンのバランスを“整える”ために
食事
私達の身体は、毎日食べてる物で作られています。
食事は、身体・自律神経のバランスを整えるためにもとても重要です。
エストロゲン(女性ホルモン)の材料になるたんぱく質、そして脂質。
脂質はホルモンバランスにとって、最も重要な要素のひとつだと知っていましたか?
質のいい油もしっかり摂りましょう。
たんぱく質は、お肉や魚、卵、大豆など。
とくに大豆製品は、女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンを豊富に含んでいます。
油は、ごま油やオリーブ油、亜麻仁(あまに)油などおすすめです。
和食の食事を増やすのもポイントですね。
特に、更年期は女性ホルモンが急激に減ることによって起きるので、積極的に摂取しましょう。
睡眠
十分な睡眠をとることによって女性ホルモンのバランスを整えることができます。
睡眠不足になると、自律神経のバランスが崩れ女性ホルモンにも影響が...。
遅くても24時にはお布団に入りましょう。寝る直前のスマホは控えるなど睡眠の質を上げることも心がけてみるといいですね。
また、程よいストレスは必要ですが、自分で抱えきれないほどのストレスは女性ホルモンの大敵。
ストレスをなるべく長く溜めないように、身体を動かしたり、アロマなど好きな香りを楽しんでリラックスした時間を作ることもいいですね。
自分なりのストレス発散方法をいくつか持っておくこともおすすめ。
冷え
何と言っても冷えは最大の敵。お腹まわりは重要な臓器が多く、血管も集まっている身体の中心。おなかが冷えると腸内環境も悪化。そしてホルモンバランスがくずれる原因にもなるので、腹巻きやカイロなどで温めてあげましょう。
以上、少しでも参考になっていただけると嬉しいです。
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