女性特有の子宮脱 性交しても大丈夫?
子宮脱と診断されたあと、「性交しても大丈夫?」というご不安をお持ちではないでしょうか?
病院の先生に聞くと返答は、まちまちのようです。
「痛みが出なければ、性交しても大丈夫と思いますよ。もちろん自己責任の上ですけれども」
「今は、控えた方がよいでしょう」
女性側が、「怖くてできない」というお声もお聞きします。
パートナーに言えない?パートナーも気づかない?
たとえば、旦那さまがパートナーだった場合、旦那さまに恥ずかしくて言えない。
また、旦那さまが気づかないというケースも聞いたことがあります。
子宮脱 どんな症状?
骨盤臓器脱の症状の一つである膀胱瘤。
「子宮の一部」が「膣」からでてきている症状です。
大きさは、人それぞれで、子宮脱のステージによってかなりの個人差があります。
子宮脱で性交で考えられる3つのリスク
子宮脱がある状態で、性交すると考えられるリスクは大きく分けると3つ考えられます。
もちろん、子宮脱のステージ(大きさ)によって、リスクの度合いは変わってきます。
出血
元々出血があったり、激しい性交だった場合に、子宮脱周辺の組織に傷が付いてしまって出血してしまう可能性が考えられます。
子宮脱が大きくなる
性交することによって、腹圧が高まってしまうと、子宮脱が余計に外に出ようとする働きが強くなるため、大きくなってしまう可能性が考えられます。
感染症
傷口があった場合、そこから感染症に感染してしまう可能性が考えられます。
子宮脱は、病院の何科で受診したらいい?
子宮脱の場合は、病院の”何科”で受診したらいいのでしょうか?
基本的には、「婦人科」のある病院での受診となります。
”骨盤臓器脱”の一つである子宮脱の場合は、「ウロギネコロ科」や「骨盤臓器脱専門の科」があるとより専門の先生が診察してくださると思います。
「ウロギネコロ科」の「ウロ」とは「泌尿器科」、「ギネ」とは「婦人科」、「コロ」とは「直腸肛門外科」です。
子宮脱での性交 まとめ
子宮脱のステージにもよりますが、子宮脱の部分に刺激がいかないように、また腹圧が高くなって子宮脱がひどくならない範囲で、性交を行えないと、リスクがでてくる可能性が考えられます。
いずれにしても激しい性交は避けるべきであることは、はっきりしているかと思います。
個人差もあり、何の原因で子宮脱になっているかにもよりますので、安全な性交のためにも、泌尿器科もしくは婦人科で、検査の上、恥ずかしい内容とは思いますが、専門の先生に相談されることをおすすめいたします。