骨盤臓器脱で手術した人、しなかった人
骨盤臓器脱といっても、膀胱脱(膀胱瘤)、子宮脱(性器脱)、直腸脱(直腸瘤)というふうに種類がありますが、手術をしてよかったという方もいらっしゃれば、こんなことなら手術しなければよかったという方もいらっしゃいます。
多くの方は、10年以上臓器がポコっと出た状態で過ごされてから、「長年、骨盤臓器脱と付き合ってきたし、そろそろ病院で受診してみようか~」、ということをきっかけに手術を勧められ、検討される方も多いようです。
ピンポン球ほどにポコっとでているくらいならまだしも、「膣からマンゴー」と言われるように、子宮脱もしくは膀胱脱でマンゴーくらいの大きさの内臓がでている方もたくさんいらっしゃいます。
最近では、ご出産後の30代でも「子宮下垂」、「膀胱下垂」と診断され、股の間に少し違和感があるという話もちらほら聞くようになったきました。
手術をする前に
膀胱脱(膀胱瘤)、子宮脱(性器脱)、直腸脱(直腸瘤)と診断されて、手術を検討される前に試していただきたいことをこちらにまとめてみます。
骨盤底筋体操(ケーゲル体操または尿漏れ改善体操など)は、あなた様もすでに聞いたことがあるのではないかと思いますが、この骨盤底筋体操をしてもなかなか改善しないという方は結構多いのではないかと思います。
骨盤底筋体操には、効果を出すためにとってもとっても大切なポイントがあるのです。
ポイントは,骨盤の形(骨盤の状態)
骨盤底筋は、文字通り骨盤の下側(底)にある筋肉ですが、簡単に書くと、骨盤の下側が広がった状態では、骨盤底筋に力をしっかりいれることが難しいのです。↑ イラスト写真の「恥骨結合」と書いてあるところあたりが骨盤の下側です。
ちょうど出産のときに、骨盤の下側が特に広がりますが、その状態だと骨盤底筋に力がうまく入らないのです。
ですので、お手持ちの骨盤ベルト(長い時間違和感なく心地よく着けていられるベルトなど)を巻いた状態で、骨盤底筋体操(運動)をする必要があるのですね。
これは骨盤底筋体操(運動)を効果的にするために、必ずといっていいほど現代の多くの人にとっては大切ではないかと感じています。
現に、美人ベルト(下半身美人ベルト)を巻いただけで、長年の尿漏れが数日でよくなったり、美人ベルト(下半身美人ベルト)を巻いた状態で骨盤底筋体操(運動)をしたら、10数年来の子宮脱や膀胱脱がよくなった、でていたものがでなくなったという事例がでてきているからですね。
手術前にやっていただきたいこと
できれば、骨盤ベルトを巻く前に、↓骨盤高位といって、
仰向けに寝転んで、腰を10~15センチ程度(痛みだでたりしない、無理のない範囲で)高くした状態で骨盤を高い位置にしてから、骨盤の下側に骨盤ベルトを巻き、骨盤の下側が広がっていない状態で、骨盤底筋体操(運動)をしていただけると良いと思います。骨盤臓器脱の方に、まず一番最初に試していただきたいことです。
お手元に骨盤ベルトがない場合は、8年越しで開発しました下半身美人ベルトをお試しいただけましたら、まったく効果を感じていただけなければ返金保証付という異例の措置を決めました(現時点)ので、まだの方は一度手術の前にお試しいただけるとよろしいかと思います。
装着状態で1~3ヶ月以上日常生活(歩けることが大切)を送っていただいて、たまに骨盤底筋体操をしていただけるのが一番簡単で効果的な方法と思います。
それでもなかなか改善しないという方は、骨盤底筋体操(運動)に加えて、骨盤ベルトを骨盤の下側に装着した状態で、和式トイレスクワット(研究所代表 岡林命名)も、ぜひ試していただければと思います。
(※ 和式トイレスクワット=肩幅くらいに左右の足を広げた状態(和式トイレで用を足すときの姿勢。)でスクワット。膝など身体に痛みが出る場合は行わない事)
以上、参考にしていただければと思います。